David Bowie(デヴィッド・ボウイ)/OUTSIDE ST.LOUIS 1995 【2CD】

フォーマット:2CD
コンディション(ジャケット/盤):NW/NW
備考:

■1995年11月11日セントルイス公演をサウンドボード完全収録。
■「ライオンのジョー」などレアなセットリスト


1995年リリースのアルバム『アウトサイド』はあらゆる意味でボウイにとって転換となる作品であった。前作『ブラックタイ・ホワイトノイズ』が等身大の自身の事を歌った現実路線であったのに対し、このアルバムではプロデューサーに再びブライアン・イーノを招聘し、70年代後期の重苦しい世界観を非現実のフィクションをベースに表現するという、以前のようなキャラクターを演じる手法を採用している点にまず特長がある。『アウトサイド』は猟奇事件をテーマにし、そのおどろおどろしい世界観は、シングル「ハーツ・フィルシー・レッスン」がサイコホラー映画『セブン』のテーマ曲となったくらいである。難解で陰鬱な楽曲群はセールス的には評価されなかったが、このような実験的な作風にこそボウイの真価が問われるもので、停滞を望まないボウイのファンにとっては重要な作品の一つと言えるだろう。

この実験的なアルバムのリリースに伴い、約半年に渡って北米と欧州をまわるツアーが行なわれた。ティン・マシーン解散後の初のソロ・ツアーとあって、ボウイがツアーにかける情熱は確かなものであったことだろう。ナイン・インチ・ネイルズとの共演でも話題となった。1990年のサウンド・アンド・ヴィジョン・ツアーでは過去の楽曲群は今後封印すると語っていたが、リハーサルでは過去の曲も含め数多くの楽曲が演奏されている。ボウイは過去の曲も新しいアレンジで演奏することで、また久しぶりに演奏することで、このツアーにフィットするような新しい息吹が吹き込まれたと述べている。いずれにせよ新旧織り交ぜたセットリストは歴代のツアーの中でも特異なもので、かつアレンジを大胆に変えているのもこのツアーの特長であると言えるだろう。1995年9月から始まったアウトサイド・ツアーは、翌年1996年2月をもって一旦終了する。

本作はそのアウトサイド・ツアーから10月11日セントルイス公演をサウンドボードで完全収録している。このツアーでは1996年に来日公演も行われているが、セットリストは多種多様に渡り、まるっきり別のツアーとなっている。ツアーが始まって間もないファースト・レグとあって、「スケアリーモンスターズ」で始まり、アンコールの最後は「ティーンエイジ・ワイルドライフ」で終わるというこの時期ならではのセットリスト。特に注目は演奏した回数が極端に少ない「ライオンのジョー」をセットリストに加えていることであろう。名盤『英雄夢語り』に収録のキャッチ―なナンバーでありながら、ステージでライヴ演奏されたのはこのツアーの、しかも一時期のみと、非常にレアなセットリストとなっている。

音質は完璧なサウンドボード音源で、このままライヴアルバムとして成立する抜群の音質を誇る。アウトサイド・ツアーを代表するタイトルとして決定盤となるであろう内容かつ音質である。美しいピクチャー・ディスク仕様の永久保存がっちりプレス盤。

RIVERPORT AMPHITHEATRE, ST.LOUIS MISSOURI U.S.A. October 11, 1995
DISC ONE
01. Subterraneans
02. Scary Monsters
03. Reptile
04. Hallo Spaceboy
05. Hurt
06. Look Back In Anger
07. I'm Deranged
08. The Hearts Filthy lesson
09. The Voyeur Of Utter Destruction
10. I Have Not Been To Oxford Town

DISC TWO
01. Outside
02. Andy Warhol
03. Breaking Glass
04. The Man Who Sold The World
05. We Prick You
06. Joe The Lion
07. A Small Plot Of Land
08. Nite Flights
09. Under Pressure
10. Teenage Wildlife

販売価格 5,800円(税込)
型番 helden/DEN-061/062

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