フォーマット：2CD
コンディション(ジャケット/盤)：NW/NW
備考：

　ドキュメンタリー「デヴィッド・ボウイ最後の5年間」を観ると、2003年から2004年にかけて行なわれた REALITY TOUR は、それまでのツアーに比べ長期に渡る事はもちろん、非常にリラックスかつ気力充実して臨んでいた事が本人の口から語られている。

　ギターのアール・スリックは「42年間一緒に活動した中で、一番ボウイが楽しそうだったのがこのツアーだ。あんなボウイは初めて見た」と述べている。「リアリティツアーで彼は自分の覆いを取り去り、素のボウイに戻った」。ステージはもちろん、オフ・ステージの場面でもユーモアと笑いが絶えず、これまでのツアーとは全く異なる雰囲気であったとバンド・メンバーが証言している。かつてない程に若々しいボウイの姿は「まるで神から恩恵を受け年をとらない人のようであった」と周囲を驚かせている。

　結果的にボウイのキャリアにおいてリアリティ・ツアーは生涯最後のツアーとなった。しかも心臓発作を起こし日程を未消化のまま終わる事になるとは本人も思わなかっただろう。

　本作は2004年5月25日バッファロー公演を完全収録している。「Rebel Rebel」から始まるセットリストは変わらないが、「New Killer Star」の前に「Sister Midnight」を挟んだり、後半にはアルバム『Hunky Dory』から「Quicksand」「Queen Bitch」のみならず、「The Bewlay Brothers」まで演奏しているのには驚く。
　ボーナストラックにはアレンジが異なる「Let's Dance」や、ツアー初期のみでセットリストから外れた「Loving The Alien」などを収録。美しいピクチャーディスク仕様の永久保存がっちりプレス盤。

SHEA’S BUFFALO THEATRE, BUFFALO, NEW YORK May 25, 2004
DISC ONE
01. Rebel Rebel
02. Cactus
03. Sister Midnight
04. New Killer Star
05. Looking For Water
06. All The Young Dudes
07. China Girl
08. The Loneliest Guy
09. The Man Who Sold The World
10. The Motel
11. Battle For Britain (The Letter)
12. Sunday
13. Heathen
14. Hallo Spaceboy
15. band introductions
16. Under Pressure
17. Reality

DISC TWO
01. Station To Station
02. Ashes To Ashes
03. Quicksand
04. Modern Love
05. I'm Afraid Of Americans
06. "Heroes"
07. The Bewlay Brothers
08. Queen Bitch
09. Suffragette City
10. Ziggy Stardust

HANNS MARTIN SCHLEYERHALLE STUTTGART, GERMANY October 26, 2003
11. She'll Drive The Big Car
12. Let’s Dance

THE POINT DEPOT, DUBLIN November 22, 2003
13. Loving The Alien
14. Bring Me The Disco King