フォーマット:1CD
コンディション(ジャケット/盤):NW/NW
備考:
グランドファンクが日本のロック・ファンにとって特別な響きを持つのは、何といってもあの伝説の1971年の後楽園球場のライヴの影響が大きいだろう。 当時のロック・ファンにとって、グランドファンクはツェッペリンより人気が高く、武道館では入りきらずに野球場が会場として選ばれたくらいである。 その数、実に4万人。これほどの集客力を誇るロックバンドは当時皆無であった。 当時、ロックカーニバルと称して数多くのバンドが招聘されコンサートが行われた。ピンクフロイドにツェッペリン、フリー、シカゴ、今となってはそのどれもがロック史に名を刻む偉大なバンドが、現役として日本を訪れている。 まさにロックの黄金期ともいえる歴史的なライヴが毎晩繰り広げられていたのである。その中でもグランドファンクは別格であった。
野球場は本来、国民的スポーツであるプロ野球のためのもので、 ナンバ大阪球場は野村克也が選手兼任監督、スタメンには富田勝や広瀬叔功、門田博光が並ぶ時代の本拠地だといえば時代感覚が伺えるのではないだろうか。今でこそスタジアム公演は珍しい事ではないが、当時このような規模のコンサートを行なえるバンドは国内外を見渡してもおらず、当時のグランドファンクがいかに人気だったかが伺える。なにせビートルズやツェッペリンですら武道館なのである。 日本国内でもタイガースがイベント後楽園球場を使った程度で、ピンで客席を埋めることなど他に類を見ないものであった。1971年のグランド・ファンク来日公演といえば雨の後楽園球場が有名であるが、本作はその翌日、大阪球場でのコンサートである。
裏ジャケットの当日の写真を見てわかるとおり、フィールドに客席は設けられず、客席はスタンドのみであった。これはアメリカでのコンサートでも同様で、まだフィールドに客席を設けるという発想がない時代であった。それでもおそらくほとんどの人が初体験であったであろうスタジアムのコンサートで、世界一音の大きいバンドを見るという稀有な体験に胸躍らせたことだろう。なにせコンサートのチラシには「7トンの音響設備をアメリカから空輸して持ち込んだ」との一文が添えられている。また当時の最新アルバムが『Grand Funk Live Album』というライヴ盤であったことも期待を高まらせた要因のひとつであろう。その噂のグランドファンクのコンサートが1971年7月18日、満席の大阪球場で行なわれたのである。
伝説の雨の後楽園球場の翌日、大阪球場での白熱のライブを高音質で完全収録。オープニングとエンディングの「ツァラトゥストラはかく語り」まで、まさに完全収録。美しいピクチャー・ディスク仕様の永久保存がっちりプレス盤。日本語帯付。
Osaka Stadium, Osaka Japan July 18, 1971
01. Also sprach Zarathustra
02. Are You Ready
03. Paranoid
04. In Need
05. Heartbreaker
06. Mark Say's Alright
07. T.N.U.C
08. Inside Looking Out
09. Also sprach Zarathustra
販売価格 |
3,300円(税込)
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型番 |
shakuntala/STCD-185 |