Paul McCartney(ポール・マッカートニー)/CHANGE BEGINS WITHIN 【2CD】

フォーマット:2CD
コンディション(ジャケット/盤):NW/NW
備考:RADIO CITY MUSIC HALL NEW YORK CITY NY USA APRIL 4, 2009

ポールの最新ライヴがリリース!! 2009年4月4日、ニューヨークはラジオ・シティ・ミュージック・ホールで行なわれたチャリティ・イベント『CHANGE BEGINS WITHIN』のステージを完全収録。このイベントは、エレファントマンやツインピークスなどで有名な映画監督デヴィッド・リンチが提唱している、子供たちを瞑想にて救済するためのチャリティ・コンサート。ポールマッカートニーやリンゴスターを始め、ドノヴァンやシェリルクロウ、エディヴェダーなど、その意思に賛同するアーティストが一同に会した一夜限りのスペシャル・ステージ。客席には新しい彼女ナンシーやビーチボーイズのマイクラヴ、さらには地元在住のオノヨーコなども訪れ、素晴らしいライヴを披露。これは聞き逃せません。もちろんメインアクトは2009年初めてのコンサートとなるポール・マッカートニー。年々コンサートの回数が減少気味で、2007年はシークレットで6回、2008年はわずか4回のステージしか行なわれませんでしたが、2009年はこのコンサートを初め、3度のステージが予定されています。これがその一発目。しかもリンゴとの共演というスペシャルな企画もあり、世界中の話題となったコンサートがいよいよリリースです!

まず前半は様々なアーティストの演奏が収録されています。数多くのゲスト・ミュージシャンが、それぞれのステージに飛び入り、また共演、豪華組み合わせが縦横無尽に行なわれ、詳細はウラジャケのそれぞれのクレジットをご確認ください。メディテーション(瞑想)がテーマなだけに幻想的な雰囲気が会場を支配しており、曲調もそこはかとなく浮遊感のあるものが選曲されているようです。シェリルクロウはジョージの「MY SWEET LORD」を採り上げています。後半はこのコンサートのハイライト。まずはリンゴ・スターの登場です。客席の盛り上がり方は尋常ではありません。リンゴの代表曲「明日への願い」から始まり、2曲目「BOYS」はドラムに座って歌います。ビートルズ時代に比べ歌が下手になった感じがしますが(笑)、ジョークを交えつつ愛嬌のあるMCとステージングは非常に和みます。「YELLOW SUBMARINE」はステージにシェリルクロウやエディヴェダーなどが登場してコーラスを付け、会場一体となって大合唱となる楽しい演奏に。間奏における言葉の掛け合いも心得た聴衆とともに再現されています。

そしてメイン・アクトの登場は、いよいよポール・マッカートニーです。「DRIVE MY CAR」から、若干テンポを落とした「JET」、ベース、ピアノ、アコギなど、楽器を頻繁に持ち替えて自らの代表曲を演奏。とても楽しそうに、またにこやかに、こんな上機嫌なポールは久しぶりです。余談ながらドラムスは1ヶ月前までエリック・クラプトンと共に日本でツアーを行なっていたエイブ・ラボリエルJr.が担当。ここ数年のポールにはやはりエイブの重いドラムスが欠かせません。場所がニューヨークということもあり、ニューヨークという街が大好きであること、それは親友のジョンが愛した街でもあると語り、感動的な「HERE TODAY」を歌い上げます。さらに「特別ゲストを紹介するよ。ビリーシアーズ!!!」と紹介されてリンゴ・スターが登場! お約束の「WITH A LITTLE HELP FROM MY FRIENDS」が披露されます。リンゴのコンサートではお馴染みのこの曲も、意外やポールが演奏するのは初めてのこと。メインヴォーカルはリンゴですが、コーラスもビートルズのもう一人のメンバーであるポールが担当。ビートルズ最後のコンサートから43年。ステージ上での2ショットは感動的です。欲を言えば「SGT.PEPPER’S LONELY HEARTS CLUB BAND」とメドレーでやって欲しかったと思いますが(笑)。

アンコールは、この日の出演者全員がステージに登壇し、これまたレアな「COSMICALLY CONSCIOUS」がフル・バージョンで演奏されました。ビートルズがインド滞在中に作曲されながらお蔵入り、1993年『OFF THE GROUND』の隠しトラックという形でひっそりとリリースされ、さらに同アルバムのコンプリート・ワークスなどでフル・レングスで聴けるようになりましたが、依然として「隠れた名曲」の域を出ないマイナーな曲。しかしながら、作曲された経緯を鑑みてもこのコンサートの趣旨として相応しい曲であり、バック・スクリーンにはビートルズがインド滞在中の映像が投影され、幻想的かつ会場を包み込むような不思議な感覚で、途中ブレイクを入れて聴衆に歌わせる場面もあり、最後を飾るにこれほど適した曲はないでしょう。

さらに幕を閉じる曲は、ビートルズがデビュー前から演奏していた初期を代表する「I SAW HER STANDING THERE」。リンゴはドラムスに座りエイブとツイン・ドラム。リンゴがこの曲を演奏するのは、ほぼ半世紀ぶりというレアなもの。そもそもポールとリンゴが一緒にビートルズの曲を演奏するというのが1970年以降初めてのこと。今までコンサートに飛び入りしてマイクを握ったり、一緒にレコーディングしたりしたことはありましたが、例えば映画『GIVE MY REGARDS TO BROAD STREET』では、メンバー二人だけでビートルズの曲を演奏したくないという理由で、映画の中ではドラムブラシなどを探すシーンを挿入してまでも演奏に加わることを拒否していたリンゴ。そのこだわりのリンゴが、ポールと一緒にビートルズの、しかも「I SAW HER STANDING THERE」をほぼ半世紀ぶりに演奏するという、まさにミラクル・ナイト。時の流れを感じさせられると共に、いまだ現役でステージをこなしている二人に感動することでしょう。

2009年ポールの最新ステージ。しかもリンゴとの共演あり、レア曲あり、初めて採り上げたビートルズの曲あり、多彩なゲストあり、この素晴らしいワンナイト・コンサートを、他でいっさい出回っていないオリジナル高音質オーディエンス・マスターにて完全収録。フロント・ジャケットは当日のパンフを模したデザイン。バック・ジャケにはこの日のポスターとリンゴとの2ショット写真を配し、ジャケットの中には当日の出演者の写真も掲載。永久保存のがっちりファクトリー・プレス盤。美しいピクチャー・ディスクに厚型コーティングクリア加工のジャケット。2009年最初のポールのコンサートを聴き逃しなく!!!

DISC ONE

MOBY
01. Natural Blues (with BETTYE LAVETTE)
02. We Are All Made Of Stars (with TM KIDS CHOIR)

BETTYE LAVETTE
03. As Close As I'll Get To Heaven (with MOBY)

SHERYL CROW
04. Riverwide
05. My Sweet Lord (with BEN HARPER)

EDDIE VEDDER
06. Guaranteed
07. Rise
08. Arc

BEN HARPER
09. Indifference (with EDDIE VEDDER)
10. Fly One Time
11. Under Pressure (with EDDIE VEDDER)

DONOVAN
12. Hurdy Gurdy Man (with JIM JAMES)
13. Wear Your Love Like Heaven (with JIM JAMES)
14. Season Of The Witch (with SHERYL CROW and MOBY)
15. Isle of Islay (with PAUL HORN)

PAUL HORN
16. Meditation


DISC TWO

RINGO STARR
01. It Don't Come Easy (with BEN HARPER)
02. Boys
03. Yellow Submarine (with SHERYL CROW and EDDIE VEDDER)

PAUL McCARTNEY
04. Drive My Car
05. Jet
06. Got to Get You Into My Life
07. Let It Be
08. Lady Madonna
09. Blackbird
10. Here Today
11. Band on the Run
12. Can't Buy Me Love

PAUL McCARTNEY and RINGO STARR
13. With a Little Help From My Friends
14. Cosmically Conscious (with ALL PERFORMERES)
15. I Saw Her Standing There (with ALL PERFORMERS)
販売価格 5,000円(税込)
型番 piccadilly circus/PCCD-61/62

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